山百合探して、隣の隣まで。海岸の亡骸は肋骨が向かいの世界の入り口みたいだった。いりぐち、でぐち。多分波に乗ってきたから次の満ち潮でまた旅に出るだろうと花を添えて去る。家までの階段は行きも帰りもおなじひとが場所を変えて寝ていた。風の通り道をよく知っている。